その目、その声。




波は、驚いたと言わんばかりに眉を寄せていて。初め何を言いたいのか分からなかった私だったけど、直ぐに理解へと頭が追いついた。


「ちょ、違うから!」

「どうだかー。」


首を横に振りながら、ニヤリと笑う波。これは絶対誤解しているに違いない。目がいやらしいんだ目が。



私は、波の頭をペシリと叩くと先程武居くんから渡されたプリントを波の目の前に突き出す。


「これ!文化祭実行委員のプリント!」

「……が、何。」

「渡してくれたでしょ。その態度とかがすごい爽やか青少年って感じで、どっかの幼なじみとは全く違うなって思ってたの。」

「へえ、どっかの幼なじみって誰のことかな?」



そんなん波は分かってるでしょ、そう言いかけた私はあることに気付く。