「実行委員になったんでしょ?」
「……なんで?」
……どうして知っているんだろう。私のそんな疑問は、次の千駿の言葉で解決される。
「推薦したの、俺だから。」
「……はあ?」
箸を口に運んでいた手は止まり、私はただ呆然と千駿を見つめた。
何が言いたい。そう目で語りかければ、千駿は
「真子の担任に、頼んだ。」
「何でそんなことすんのよ。」
「一緒にやりたかったから。」
俺も実行委員なんだよね、と。笑う男は計算高いと言うか、何というか。本当に腹が立つ。
私を巻き込むな、と睨んでみるが効果ナシ。へらへらと真意が見えない笑みを張り付けたまま。
「まあ、俺の愛を受け止めてよ。」
ただの馬鹿。変態馬鹿だ。私は、呆れ顔で深い溜め息をはきだした。
この男といる時、得られるのば疲労゙ど安心感゙。
2個目は、気にくわないから気付かないフリ。


