別に来なくていいのに。そう思いじとり、私から怪訝な瞳を向けられた相手は全く気にしていないらしく。


にっこりと微笑まれ流されてしまった。



それから、千駿は学校へ行ってしまった。


さて、暇だ。

寝ればいいんだろうけど、眠気なんてないし。睡魔が襲ってくることも今は期待できない。



ズルズルと、ブランケットを引っ張りながら再びリビングへと戻った私は。ソファへと深く腰掛けブランケットにくるまる。

今日は、なんだか寒い。こてんと肘掛けへと頭を倒すようにして転んだ私の視界は実につまらない。



すごく小さなテレビとガラス張りの小さなテーブル。カーペットは白色、ソファも白。


何とも単色で纏められた部屋だろうか。生活感を感じさせるものといえば、住人である゙私゙がいることくらいだ。