何だそれ何だそれっ!!悪いの私なの!?


いや、私なにも悪くないでしょ。無理矢理連れてこられて告白への返事返すシーン見せられてる途中で名前呼ばれて。



動けないに決まってるじゃないか!あんな空気の中割ってなんて行かないに決まってるじゃないか!!!




そんな私はお構いなしに。千駿は何故か私を、呆然と立ち尽くす女の子の前まで私の手を引っ張った。



「…あ、えっと…。」


呟きざまに初めて間近で見た女の子は、滅茶苦茶可愛い。そんな女の子がジッと私を見定めるように睨んでいる。怖い。



「俺、この子と付き合ってんの。」

「………(はあっ!?)」

「だから、君は無理。」



ちょ、ちょっとおおおおおおおお…!?

何を言ってくれてるんだこの男は!!!