送信主の名前を見た瞬間、私は思いっきり眉根をひそめた。それはもう、ほんと自然に。
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**/** 07:32
【to】 澄江 千駿
【sb】 お疲れー。
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明日、絶対来てね。
来なかったら分かってるよね?
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脅迫メールですかコレ。
私は溜め息と共に携帯を閉じて、ポケットの中ではなくバックの中へと押し込んだ。
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家に帰宅して、朝振りに開いた携帯には千駿からのメールが3件。1、2件目は返事はー?とお茶らけたようなものだが。
3件目を開いて見た瞬間、背筋にゾクリとした悪寒が走った。
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**/** 08:10
【to】 澄江 千駿
【sb】 (non title)
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真子のくせに俺のメール捲るなんていい度胸じゃん。
明日覚えときなよ。
逃げようとしても、迎えに行くから。
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……明日、行きたくないんですけどー…。
軽く泣きたくなった。