もう冷静さなんて保てる訳なく、喚き暴れ(涙目にさえなりながら)反抗していた私だったが。
最終的に言いくるめたのは、悪魔コンビ。
黒のメイド服を着こなし、妖しく笑う波と。
ニヤニヤと何か裏さえあるような笑みを浮かべ、「やれ」と詰め寄る千駿。
まずお前はクラスが違うだろと反抗の意は、無いものとされ。
無理矢理波によって着替えさせられたメイド服に私の魂は半分抜けかけていた。
確かに可愛い。可愛いんだけどさ…、これを私が着た日にはメイド服じゃなくで冥土服゙になってしまうんじゃないか?
ああ、なんだこれ。
殺人級に似合わない。恥ずかしすぎて死ぬ。
そんな私を満足げに見、ハイタッチなんてしやがった悪魔コンビに恐怖し絶句した。


