耳をつんざくほどの大音量でかかる音楽や、機械音、人の高らかなでかい笑い声。
長時間は耐えられない、瞬時にそう感じてしまう私は女子高生なんて華の時間は必要ないんじゃないかとさえ感じる。
はあー、と千駿に聞こえない程度に溜め息を吐き出すと。丁度何か設定し終わったらしい千駿が私の携帯を投げて返してきた。
危うく落としそうになったが何とかキャッチ。
「千駿！」
「あーわりーわりー。」
「(糞みたいな謝り方だなおい。)」
ギロリと睨みつけてはみるが返ってくるのはニヤニヤと意地悪い笑みばかり。
何なんだ、何したんだと隣の奴が持っているのと同じ機種(最悪)の携帯を開き――――――――…
……千駿、マジで死ね。
その待ち受け画像を見て、私は絶句した。
