青い空




ある日の朝。





「蛍、朝飯食いに行くぞ。早く起きろ」



いつまでも布団を被って動こうとしない蛍に
土方は声をかける。



『…ん。』


起きてるよ…


だけど…


「どうした?具合でも悪いのか?」



『いや…へーき。』



具合は悪くない…


布団の中に目を向けてみる。


そこには



半透明の自分の手。




こんなんじゃ布団から出られない…