青い空





それから数日

屯所内での蛍の仕事は食事係り
になった。

蛍は病気の事は打ち明けないまま
新撰組に馴染んできた。

そんなある日、

沖田が部屋に来た。

「蛍~! たまには外に出ませんか?」


沖田が言うのも無理がない
蛍は 服を買いに外に出てから
一度も外に出ていないのだ。


『...いゃ...私は やる事があるから...』