「おい起きろ」 深い眠りにはまっていた私を起こしたのは、いやにやる気のない声だった。 それに過敏に反応した私は、反射的に座っていた椅子から飛び上がった。 「なっなによあんた!」 「あ?なによって………こっちが何って感じなんだけど」 安葉はネクタイを緩めた。 「なんやかんや言ってやる気満載じゃねーか」 「何言って………」 「ここ、数学の自習教室ってことしってた?」 知らなかった。