「遅いッッッ!!!」
4月10日、春休みが開けた最初の登校日。
校長が新学期早々、キレ始める。
「自覚が足らん!
新しい学年になる自覚が!」
うちのガッコの校長は、髪が真っ白。
これって結構迫力ある。
ちなみに、キレてる理由は
『新学期、初めての朝礼なのに
体育館に並ぶのが、遅すぎる!』
・・・という理由。
「…そこ!」
校長がビシッと人差し指を生徒に突きつける。
校長の小さな瞳が春の暖かい陽の中、キッと光る。
「新学期から校章を付けていないとはっ!」
ひえー!!!
校章付けてるか分かるなんて、
どんだけ目ぇいいの・・・!?
それからずーっと校長の怒りはふつふつ沸騰し続けた。
1時間後。
「今から新しいクラスの名簿を配るー」
クラスのみんながドキドキしてるのが分かる。
・・・
「あった」
小さくつぶやく。
『桜井 美夢』
『佐藤 郁花』
一緒だ!
あ……。
『深木 浩介』
4月10日、春休みが開けた最初の登校日。
校長が新学期早々、キレ始める。
「自覚が足らん!
新しい学年になる自覚が!」
うちのガッコの校長は、髪が真っ白。
これって結構迫力ある。
ちなみに、キレてる理由は
『新学期、初めての朝礼なのに
体育館に並ぶのが、遅すぎる!』
・・・という理由。
「…そこ!」
校長がビシッと人差し指を生徒に突きつける。
校長の小さな瞳が春の暖かい陽の中、キッと光る。
「新学期から校章を付けていないとはっ!」
ひえー!!!
校章付けてるか分かるなんて、
どんだけ目ぇいいの・・・!?
それからずーっと校長の怒りはふつふつ沸騰し続けた。
1時間後。
「今から新しいクラスの名簿を配るー」
クラスのみんながドキドキしてるのが分かる。
・・・
「あった」
小さくつぶやく。
『桜井 美夢』
『佐藤 郁花』
一緒だ!
あ……。
『深木 浩介』
