『良いじゃん』





「・・・は?」



『良いじゃん!坂上さん良いってうちも思ってたもん。』





「でも、6歳も年上なんだよ?」



郁ちゃんが驚いたりしなかったから、びっくりした。



『よく言うでしょ。恋に年は関係ないっ』




「あ、ごめん、夕食だ。切るね!」



『いいよー、じゃ。』



「うん。じゃ!」



ぷちっツーッツーッツー…




「美夢ー!早く降りてきなさーい」



美夢は、

「今日の夜なーにー?」


と言いながら、階段を駆け下りた。






―夕食の後。





私服。私服。私服。


迷うよ~~~・・・。


「今日どれで行こうー!?」





あたしは坂上さんを好きになった時から、


テニスで私服で行くようになった。




ジャージなんかじゃとっても行けないもん。


それに、坂上さんオシャレだし。


「これに決めたっ!」


あたしは坂上さんがよく着てる、


〔黒のジャケットにジーンズ〕に

似た組み合わせにすることにした。