ブラウン・アイズ

その後、すぐトイレに駆け込んだ。

鏡で見たら、あたしの顔は半泣きだった…。






そろそろ……郁ちゃん帰ってくるよね?


廊下でドキドキしながら郁ちゃんを待つ。




「美夢~っ」

「郁ちゃん!」

あたしは郁ちゃんに引っ張っていかれた。



「ちょっと考えさせてだって」


・・・


「良いじゃん!」

「まぁねえ…。」



「それで…メアド、聞けた??」




「うーん、まあ、何ていうか…」


「聞けなかった…??」



「何かメアド覚えてないらしーから…
 メアド渡した。」



「いーじゃん!大成功だったねー?」


「うん!」



郁ちゃんもやっと笑顔になった。


「でもさぁ、まさか深木来ると思わなかったよ。
 だってさぁ、上で誰かがチョコ渡してたし・・・」


「そうそう!
 あたしもビックリしちゃった」




「うん……ありがとね。緊張したでしょ?」


「緊張って・・・そりゃするって(笑
 でも、告白した郁ちゃんの方が緊張したでしょ??」



「んーあんまり緊張しなかったかも」




「ええぇっ。あたし死ぬほど緊張したのにー」





でも良かった。

今日はhappyバレンタイン。