貧乏お嬢様と執事君!



作戦その2


デートに誘う。


「これでぼくのことを鷹司さんに覚えてもらえたのは間違いがない」


井筒は腹を押さえながら呻いた。


きっと鷹司は明日になれば忘れているだろう。


おめでたい井筒はニヤリと唇の端をゆがめた。


「まずは好感度の積み上げだ。軽いデートらしきものをすればアップ間違い無し!」


どうやら鷹司をゲームのキャラクターと勘違いしているようだ。


次の日の休み時間、井筒はファンシーなチケットを握りしめたまま、教室のドアを開いた。