干された洗濯の完成度に目を細め、カイトは家へ戻った。 時刻は午後の二時を指していた。 時計を見た瞬間、ぐ~とカイトの胃が刺激された。 ハンガーに夢中になりすぎて時間と忘れていた。 そのことに気付きつつ、朝の残り物を少し詰め込んだ。 彼の家事はこれで終了である。 後は一人さびしく内職をやってるしかすることがない。