ごとごとと洗う代わりにどんどん汚くなっていきそうな洗濯機で洗濯物を洗う。
途中で柔軟剤をぶちまけたが、いつものことなので気にしない。
カイトは鷹司のものと一緒に洗いたくはなかったのだが
「節約節約!」
と当本人のお嬢様は気にしなかった。
男と女に下着を共に洗うというのはなかなか勇気のいることで、常識人のカイトはあわてふためいたものだ。
思春期の娘と下着を一緒に洗いたくない親父のようだ。
あの時のやり取りを思い出し、ほんのり顔を赤くしため息をついた。
ごっとごっとピーーと終わりを告げるピー音が鳴るまで彼は脱衣所の掃除をすることにした。
それぐらいしかやることがなかったのだ。


