「ちょっとなに!?変態!」 「ぐへぇ!」 痴漢扱いされたカイトは女性の肘裏に体重を乗せた一撃にあっけなく吹き飛ばされた。 ママさんパワーを侮っていたカイトは無様に地に伏せる。 明智光秀は敵を目の前にして力尽きるのか。 そう思われた時だった。 「あら?カイト君じゃない」 肘裏を食らわせた女性が呆気にとられたように振り返った。 「あっ………しっ塩井さん!」 カイトに渾身の一撃を食らわせ、変態扱いしたのは御近所で一番良くしてくれる塩井さんだった。