「いーよ。こんぐらいはやる」 朝一番の笑顔を向けられたカイトは天にも昇るような喜びを感じた。 「おっお嬢様………」 「さーて制服に着替えるか~どこ~?」 カイトの言葉を最後まで聞かず、台所を去った鷹司。 カイトはルンルン気分で皿と洗剤を含んだスポンジをこすり合わせた。