由姫華は瞠目した。
この馬鹿は何を言っているのだ、と意味を考えたが答えは出ない。
それは彼が教えてくれた。
『んじゃあんたは自分か姉かどっちか賭けろ。俺はもちろん………』
ここで鷹司を見たのだろう。
『沙良様に賭けさせてもらうよ』
「ふざけた口きくんじゃないわよ………!」
さっきレンが言った通り勝敗はすでに決している。
長い年月を過ごした姉を選ぶに決まっているのではないか。だからこそ私は実力行使、つまり脅しにでたというのに、それを無駄にする気なのか。
『へえ………自信がねぇなんて珍しいな』
また見透かされたように言った。
「………自信?あるわけないでしょ」
『なんでだ』
切り返しが早かった。


