「………おいお嬢様」
敬称とタメ口を混ぜ、レンはお腹をさすっている鷹司に声をかけた。
「何?」
彼女は小鳥のように首をひねった。
「カイト、取り戻したくねぇ?」
レンは意味ありげな微笑みを浮かべる。
「上手くいったら、つーかぜってぇ上手くいく方法があんだけど」
のる?と楽しそうな微笑をたたえ、レンは手を差し伸べた。
鷹司は突然雰囲気の変わったレンに怪訝な顔を向けた。
由姫華、まだまだ最後は来ないみてえだぜ。
彼は新しい遊び道具に太鼓判を押しつけた。
やっぱりお姫様と王子様は結ばれるんだな、とおとぎ話のありきたりな結末に満足もした。


