鷹司は元気いっぱいに父の愛をそそがれ育った。 由姫華はカイトの気遣いを注がれ育った。 愛と気づかいでは全然違う。きっとそこが分岐ポイントになってしまったのだろう。まさか、自分が原因だとは夢にも思わなかった。 「まっあの方は同情でお前が接してくれたのに気付いていねぇみてぇだが」 信じねぇだろうしな、とレンは煙草をくわえた。 「これでわかっただろ?すべての歯車の中心はお前だ。お前が適当に約束したみてぇだが、由姫華様にとっちゃあかけがいのない約束なんだよ」