貧乏お嬢様と執事君!



唸る獣どもを椿野は一睨みし、場を立て直した。


「後は自由に過ごしましょうか。まだ乗り物もあるでしょう」


しょぼいのだけど、と声を抑えることもなく椿野は言い放った。


キッと従業員が鋭い視線を向けたが、お構いなしに


「確かにしょぼいのしかないな」


「そう?ジェットコースターとか面白そうだけど!」


「駄目です!あんな今にも壊れ落ちそうなコースターにお嬢様がお乗りになってしまって、レールが崩壊したら!」


カイトはまじめに焦った。


「水が使えなかったら、遊園地はしょぼいものよ。マウンテンスプラッシュとかジョー●とか」


「塗装もはげてるしね。嫌だよ僕はあんな汚いものに腰を落ち着かせるなんて!でも鷹司さんが乗りたいというなら乗ってもいいよ!」


「う~ん………ボロいからいいや」