貧乏お嬢様と執事君!



永遠に、を心の中で付け足した。


「………由姫華様。あの時は私も拾われた身分で、まだ執事としては未熟でございました。いつ解雇されるかわからない身でそんなことを申した自分を恥じております………」


何年間を超えて謝罪を入れられた。さすがの由姫華も一歩下がった。


「いっいいのよ、あなたが解雇なんてされるはずがなかったんだから」


されそうだったら姉と組んでまでこの年歯のいかない執事を、ひきとめていただろうから。


3歳ぐらい年上の執事を見下ろすように、由姫華は本題に入った。


「あなた、お姉さまと一緒に出ていくつもり?」


「あっはい。そうでございます」


がたりっと崩れかけた何かが完全に音を立てて崩壊した。