「………安心しなさい。最低限の生活費は出す」 最低限のレベルでしかないのだ姉は! 優越感に浸ってる由姫華は笑顔で二人のやり取りを見ていた。 「………そっか、わかったよ」 決意した顔で沙良は享一郎を見据えた。 「楽しみだな~一人暮らし!だっていっぱいお菓子とか食べれるんでしょ!?夜更かしもできるしー」 騒ぎだした姉に、由姫華は拍子ぬけた。 ちっと舌打ちしながら横眼で姉をなめつける。 劣っていたはずの自分に負け、打ちひしがれる姿が見たかったのに。 「む?一人暮らし?そんなこといったか?」