「残念ねお姉さま。そういうことでしょ叔父様」
見開いた目を享一郎に向ける。
何かを期待するような視線に、享一郎は静かに顎を下げた。
はぁぁ!と由姫華は信じられない思いで頬に両手をあてた。
今まで姉より劣ってきたと思われていた自分が、姉よりずっと上の立場の社長の座を任されたのだ。
コンプレックスが一気に解放されたような気がする。
私は世界のトップの鷹司グループの跡継ぎ!
これが現実、と由姫華は叔父に初めて感謝した。
「ありがとう叔父様!」
「それじゃあ、沙良は用意してきなさい。ただし学園は………」


