貧乏お嬢様と執事君!



「へ………?」


頭の中がお花畑の姉、沙良も流石に驚きを隠せなかった。


いきなりの島流し発言に、由姫華は声をあげた。


「えっ?なんで叔父様?なんで………」


「馬鹿ねお姉さま」


まだ事情が分からない馬鹿な姉に、由姫華は向き直った。


「叔父様は後継者に私を選んだというのよ!あなたが好きに生きたいといったから!やさしい叔父様は貴方の思い通りにさせてくれるって!」


言葉の端から興奮と歓喜が漏れ出している。


「お父様はあの通り世界のトップに立つ人柄ではない!だったら娘のあなたか私を継がせるのが常識でしょ?いらないのよ貴方は!」


だから一人暮らし!由姫華は生きてきて初めての笑顔を見せた。