今年はカイトの願いどおりホワイトクリスマスになった。 カイトはキリシタンではが、こういうイベントは自然とテンションが上がるものだ。 しかし今回のクリスマスは愛しのお嬢様がいない。 そのことだけがカイトの胸を強く締め付けた。 「んじゃ、行ってきまーす!」 玄関で叫んだ鷹司の声に、また数秒間遅れ 「はい!いってらっしゃいませ!」 返事をするカイトであった。 鷹司はその焦ったような声音に、首を捻った。