貧乏お嬢様と執事君!



隅っこでうずくまって時が過ぎるのを待とう………と、目立たない場所でなるべく高い身長を小さく見せ、うずくまった。


その姿は完全に打ちひしがれた男子生徒のようだ。


「………私はお嬢様のことが心配で………」


自分が勝手に干渉しすぎてるだけかもしれない。


馬鹿親すぎるのかも、とカイトはいじけていた。


馬鹿らしくなってきて、立ち上がったカイトの目の前にあったのは


「………毛糸?」


鮮やかな青の糸の集まりがあった。


それを手に取ると、雲をつかんでいるようなふわふわした感触が。