貧乏お嬢様と執事君!



「すごいな~かわいいぬいぐるみすごいあるよ!」


乙女らしく小物やぬいぐるみを見てはしゃぐ鷹司の後ろで、カイトはちくちく自分に刺さる視線に身を小さくした。


やはり執事服で来たのがいけなかったか。


ネクタイを引っ張り、カイトはため息をついた。


「お嬢様。そろそろ日も暮れる………といっても今日一日真っ暗でしたが、夕を超えて………」


「どれににしよっかな~!あっこのカップいいかも!」


はじめてきた場所で走り回る子供のように、鷹司は目を輝かせ棚から棚へ移動していた。


カイトは説得をあきらめ、うろちょろすることに決めた。