「ああ、それはね」 鷹司が真実を語ろうと塩せんべいをかみ砕いた。 ばきばきっと湿ったせんべいが唾液に混じる音に、じっと井筒は耳を澄ませていた。 ついに隠された真実が公になろうとているのだ。 膝の上で握りこぶしはいやに汗をかいていた。 ごっくん、と鷹司はせんべいを飲み込み、井筒を興味を向ける。 ぱかっと赤い舌が見えたと思った。