「さて………ごめんね井筒君」 「なっなにがだい?」 「櫻子がしたことだよ」 櫻子とは椿野のことだと理解した井筒は思索した。 昼間のあの純情踏みにじり事件のことだろうか。 井筒は怒りで染まっていた心を落ち着かせ 「ああ構わないよ!僕も悪かったしね!」 といかにも気にしておりませんという笑みを浮かべた。 内心は煮えたぎったマグマのように熱くなってはいたが。 鷹司が悪いわけではない。 「そう?ありがとっ!桜子に私からも言っておくよ!」