「へーそうだったんだぁ」
一人鷹司だけが学んだような眼をして神妙にうなずいていた。
「ということで遊園地に行こ」
「沙良、あなた前ケーキバイキングに行きたいって言ってたわよね」
鷹司の机に腰がけながら椿野はつやを含んだ声音で言った。
「うん!それがどうしたの?」
「今度の日曜日、行きましょう。私のおごりで」
「おごり?そんな無礼な………」
世界の企業を支える鷹司グループの令嬢におごるという行為はすなわち馬鹿にしているということと等しい。
金持ち会ではおごられることを嫌う。
金を持っていないと思われる高飛車な貴族もいるのだ。


