それを見て、むふふっと心の中で勝ち誇る。
鷹司は美味しいものにつられやすいようだ、という情報を手に入れた彼は半信半疑だった。
優雅で上品な彼女がそんな庶民のような………
だが現にアイスクリームにつられているのだから疑いようのない事実だ。
それはそれで可愛いな、とあっさり彼は納得した。
「もちろん僕のおごりです!」
鷹司の思いがかたんっと井筒の方へと傾いた。
もう少しだ、と新たな提案を口にしようとしたが
「あら残念ね。今週の日曜日は沙良は私とお買い物に行くのよ」
シーソーゲームに新たな挑戦者が現れた。


