そんな眼差しに微かに頬を赤らめつつ。

「えへへへへっ…」

雛菊は色白男子の顔の前に『美少女二十選』のパンフレットを出す。

「『美少女二十選』にはね、『ベストカップル賞』っていうのもあるんだって。私達、それにもノミネートされてるよ?」

「んなっ!」

色白の肌が、見る見るうちにほんのり薄紅色に染まる。

「彼氏がいるってわかったら、皆なかなか手を出さないんじゃないかなぁぁ?」

からかうように色白男子の顔を覗き込む雛菊。

視線をそらす色白男子。