龍太郎が同意を求めた瞬間。

「!!!!!」

小夜はしゃがみ込んで、倒立したままの龍太郎の頭を両手で掴んだ!

そして高速錐揉み回転を加えつつ龍太郎を投げ飛ばす!

「うぐおわっ!」

ゴキリ!と鳴る首の関節。

見事地面に叩きつけられる龍太郎。

『龍太郎君のスペシャルバカ!』

ご立腹で立ち去っていく小夜。





無論、スペシャルバカに小夜の怒りの理由などわからない…。