君島は部屋を片付け、あたしの髪だけを洗い、乾かしてくれていた。 『血で固まりそうだったから。』 と。 -- 夕方。----- 青山社長がやってきて、 『仲良くやりたまえ。』 とあたしたちの顔を見て、言った。 『出て行こうとしたので…。』 君島はこたえた。 『菊原さん。西野潤悟くんのこと、未だに忘れていないかい?』 『忘れはしません。彼は私が行くはずの海外に行きましたから、責任は感じています。』