『何か不満でも?』





『あ…いえ。』




渋々、青山社長について一階へとおりた。





しかも、外に出るのは正面からでも裏口からでもなく、青山社長だけが置ける駐車スペースへと繋がる扉から。



こんな駐車スペースがあるのは初めて知った。





ここから出たんじゃ、アルもきっと…気づかないだろう。







『乗りたまえ。』





『あー…はい。ところで…どこに行くんですか?』




気になってはいたが、青山社長…っていくつ?話し方がおじいさんみたい。