皆が話をやめ、あたしを見た。 『華恋?何?』 仁もわかっていない様子だ。 『今日は、クリスマスイブ。あたしはここにいる皆に、感謝しても感謝しきれません。ツラい時も楽しい時もいつも側にいてくれて、支えてくれて、甘えさせてくれて。それを伝えたくて皆をここに招待しました。あと、なぜイブなのか。何でイブに集まってもらったのか。その本当のワガママを言わせて下さい。明日、クリスマスプレゼント…1つだけあたしに下さい。』