トントン! 『はい。』 『ただいまー。あのさ…昨日はごめん。』 『入って!』 仁は悪くない。 あたしが仁に話す前に翔に話したのが、悪いんだから。 『それより、話があるの!』 『ん?』 仁はあたしの隣に座った。 『子ども、3つ子なんだよ?』 『み、3つ子?!』 『うん!驚いた?!』 『驚いた!』 やっぱり、あたしは仁に笑っててほしい。