有沙ちゃんは、あたしの手を握った。 『風邪引いてつらかったのに加えて、妊娠なんて…ずっと、そんなことを1人で抱え込んで……』 『仁……あたし…ごめん………。仁に…隠してたことも……。あとね…結婚は…出来ない……!』 やっぱり、結婚だけは出来ない。 『俺に支えさせてくれよ……俺じゃ、父親にはなれないのかな?お前を…守れないのかな?』 『そうじゃないけど……でも………あたしは、仁に言え……』