「だから、告白したろ?」


「うん。夢みたいだった」


春が、ようやく訪れた感じがするよ。



「夢の続きしようぜ」


「するって、何を!?」

「キス。そんなに動揺するなよ」


「するよ。誰かに見られたら…」



そんな話しの途中で、瞬二はちょっと強引に、あたしにキスをした。


「やっと雫に、遠慮なくキスできる」