それが、ずっと憧れだったんだもん。 「当たり前だろ?今日から雫は、オレの彼女」 「ありがと。瞬二、大好き」 瞬二の胸に、顔を埋めようとした時、 「雫、オレも大好き」 そう言って、瞬二はあたしの顔を上げると、キスをした。 あまりにも一瞬過ぎて、何が起こったか、分からないくらい。 「風邪が移るといけないから、軽くな」 なんて、茶目っ気たっぷりに言ってる。