あいつは、あたしを好きなはず!!



「ウソじゃないよな?」

「ウソじゃないよ。あたし、子供の頃から、ずっと瞬二が好きだったもん」



その瞬二に、ようやく想いが届いたんだ…。


「ね?だから、あたし、風邪が移ってもいい。瞬二の側にいたい」


そう言うと、瞬二があたしの腕を引っ張って、抱きしめた。