「ウソじゃないよな?」 「ウソじゃないよ。あたし、子供の頃から、ずっと瞬二が好きだったもん」 その瞬二に、ようやく想いが届いたんだ…。 「ね?だから、あたし、風邪が移ってもいい。瞬二の側にいたい」 そう言うと、瞬二があたしの腕を引っ張って、抱きしめた。