あいつは、あたしを好きなはず!!



小さく肩で息をする瞬二に、あたしは胸がキュンとする。



「それって…」


あたしを心配してくれたって事?



すると、瞬二は真っ直ぐあたしを見つめた。



「オレは、雫が好きだから」



「えっ!?」



す、好き!?


「瞬二、あたしを好きだったの!?」


「何だよ、そのリアクション…」



“信じられねぇ~”と、今にも言いそうな顔で、瞬二は目を見開いた。