小さく肩で息をする瞬二に、あたしは胸がキュンとする。 「それって…」 あたしを心配してくれたって事? すると、瞬二は真っ直ぐあたしを見つめた。 「オレは、雫が好きだから」 「えっ!?」 す、好き!? 「瞬二、あたしを好きだったの!?」 「何だよ、そのリアクション…」 “信じられねぇ~”と、今にも言いそうな顔で、瞬二は目を見開いた。