もう~! タケルのアホ~!! あの意味不明な挑発以来、瞬二はロクに口をきいてくれない…。 「どうしたの?風邪?」 「違うよ」 リビングのソファーに寝そべっていると、お母さんが声をかけてきた。 「それならいいけど。瞬二くん、風邪ひいたみたいね?」 「え?風邪?」