あいつは、あたしを好きなはず!!



「え?」


逆光だけど、瞬二の顔はよく見える。


それは、あの頃も一緒だった…。



「その代わり、今度は逆な?」


「逆?」


「そう。雫がオレに食べさせて?」



部屋は、薄暗いだけじゃなくて、とっても静か。

あたしの心臓の音が、聞こえちゃいそう。


ドキドキ…。


その音が。