「それで、オレが“あ~ん”させて、雫に食べさせるんだよな?」 「そ、そうだったけ?」 話さなきゃ良かった。 あんまり、いい思い出じゃないかも…。 「ところでさ、お前何しに来たの?」 話しをそらす様に、瞬二は言った。 「あっ、そうだ。お母さんから、ご飯預かってたんだ」