「素直じゃねぇな~」 プイと横を向く。 どうせ、可愛いげないわよ。 「タケル先輩、お疲れ様で~す」 愛嬌たっぷりの、可愛い声が聞こえたと思ったら、亜美ちゃんだった。 「おっ。亜美ちゃん、ありがと」 差し出されたスポーツドリンクを、タケルは受け取った。 うわ~。気が利く。 それに、何かいい匂いしない?