あいつは、あたしを好きなはず!!



何よ!?


その言い方。


「ご、ごめん…」



戸惑い気味に、あたしは瞬二の腕を離す。



今まで、普通にしてたじゃん。


何で、そんなに冷たいのよ。



「あのさ、雫」


「何?」


「もう、いい加減こういうの止めないか?」


「こういうのって?」


「一緒に帰ったり、腕組んだりする事」