2月10日
体が凍りつきそうな真冬の最中、
私は今までの人生でおそらく最大であろう壁に挑もうとしていた。
アラームが鳴る前の目覚まし時計とにらめっこしながら
静かにアラームが鳴るのを待つ。
-----ピピ-
2音目というささまじい早さでアラームを止め
私は大きく息を吸い、そして大きなため息をついた
冷たい床に足をつけ
数歩歩いてカーテンを開けると光が射し込んでくる
……とうとうこの日が来てしまった
私は窓辺にあるキットカットに手を伸ばした
箱入りのこのキットカットは期間限定のカフェオレ味で
……多分美味しいんだと思う
私は開封して一口かじる。
口に広がる絶妙なハーモニー
うん。
やっぱり美味しい!!
これで今日頑張れる気がする!!
私はもう一度大きく息を吸って
今度は大きく深呼吸をして
部屋を出た。